車いすテニスプレイヤーにクローズアップ! [Seed News 2016]
ここの所NEWSやトピックス記事満載ですが・・・車いすテニスプレイヤー「高室 冴綺(たかむろ さき)」さんをご紹介!!
彼女はこの春から週に3日以上、練習&レッスンの場をSEEDに。そんな中、先週5/13(金)の練習日風景を撮らせて貰いました。
レッスン前に この程度の階段ならぜんぜん平気です。車いすの乗り換えも、コートへの移動もさっさと。たくましい。
実は車いすのタイヤ交換も自分で
何から何までたくましい。
一人でなんでもこなします。
前輪を上げるテクニックもお手の物電車のすき間などはこれが出来ないと乗れないんですよ。これ位なんでもないです・・って。
交換後・・すり減ったタイヤを見せてもらいました
交換してピカピカのタイヤ装着後・・
おっと・・SEEDのステッカーが光っています
彼女は高校卒業の頃に車いす生活となり(18歳)、テニスを始めたのも車いすと同じ時期だそうです。その彼女がテニスを始めたきっかけは、スポーツオブハートというイベントが5月に代々木体育館で行われた時、車いすテニスを観てその存在を知った事。そしてその後東京都障害者総合スポーツセンターでのテニス教室に通うようになったこと。そして車いすテニスプレイヤーの大先輩との出会いが全てを今に導くことに。素質を見込まれて、車いすテニスプレイヤーの道へ。
次第にテニスが主体の生活となっていった時、衝撃的な出来事が・・のこと、同じ年の11月に上地結依選手のプレーを「ジャパンマスターズ」で目の当たりにしたことが彼女の闘志を掻き立て、決意を決定的なものにしたのだそう。「上地選手と同じステージに立ちたい!」と思ったそうです。
そして・・意識が上がった練習が功を奏して、&もともとの素質、そして精神力の強さ、気持ちのタフさのお蔭か・・テニスを始めて(しかも車いすテニスを始めたのも同時期)わずか1年で選手として成長。
現在21歳の彼女、目下2016年11月のジャパン・マスターズへ向けて・・この大会に出場できる為にはJAPANランキングが7位以上でないと出られないらしいのです・・さらにその先の2020年 東京パラリンピックへの出場を目指して取り組んでいます。
まずは・・来週5/17より開催のスーパーシリーズのJAPAN OPEN(飯塚国際車いすテニス)に出場します。今頃は移動の最中でしょうか?http://japanopen-tennis.com/にの大会出場選手名簿にしっかり載っていました。素晴らしいですね。
とにかく、頑張り屋さんです。
「出来ることは何でもやりたい、やれる」 「出来ないこともやってやる」と、言っていました。
不屈の精神です。彼女と話をしていると・・・わずか21歳でこの強い気持ちをまさに有言実行している。このエネルギーを生み出すまでには、どれほどの壮絶な苦難を乗り越えてきたのか!と思うほどでした。
とにかく、そんな彼女との出会い、大切に。SEEDは出来る協力と応援をしたいと。
どうぞ、SEEDで彼女の姿を見かけたら、お声も掛けてみてください。いろんなお話も広がって楽しいです。そして車いすテニスの世界へのご理解と応援もよろしくお願いいたします。
5/13の練習風景の写真です。
実は社会人としてお仕事もしているんです。テニスの活動の為のスポンサーの存在。そして遠征や大会日以外は、こうして週に3~4日はSEEDでレッスン&練習に励んでいます。夜の「ゲームフリー」クラスにも一般の生徒さんと混ざって・・・元気はつらつです。
車いす捌きをしながらボールに対応し、攻めと防御を!凄いです。彼女の姿には、逆に励まされますね。
『ありがとう、SAKIさん』
『頑張れ、SAKIさん』
コメント 0