社長が戻ってまいりました。台風被害いろいろのお話。 [SEEDのある日/2019春夏秋冬]
いきなり意味不明と思われるタイトルですが、ここ2か月のSEEDでの出来事いろいろありました。
台風15号が関東を直撃したのが9/8.
昼間は強風ながらレッスンも
行っていました。正面のコートナンバーのある防風ネットにご注目ください。防風ネット健在!の姿。
それが翌朝・・・にはこうなった!!
台風が去った爪痕の一つです。
あらあら・・・ということで、
1番と2番コートの防風ネットは取りはずしていました。
数日後の金曜日の風景
ママレッスンの時のもの。防風ネットは外されて、フェンスのままの状態ですね。
実はこの時の台風は・・・インドアコートの大屋根にも穴を開けるほどの被害も。
あちらこちらに瓦礫
が散乱。
社長が気になって屋根の上の状態を点検し、状態の写真を撮った時のものの一部。(9月)
そして翌月の10月、なんと台風19号がまた同じ進路で直撃!!
前回の被害のこともありますし、台風前の防備をSEED敷地内や建物内でも厳重に行っていました。
屋根に載ったままの瓦礫が気になり、回収しなくてはと気をもむ社長。
そして、屋根に上り作業をはじめた様ですが、何が起きてしまったのか、ドスンと大きな音。
・・・・・
5~6mの高さの屋根から落下してしまったのです。SEED社長本人が。10/10の午後13時の大惨事でした。
意識不明。白目をむいてイビキをかいているだけでアスファルトに仰向けでピクリともしません。
呼んだ救急隊員の状況判断で、即座に「ドクターヘリ」が出動となりました。
あれよあれよとまるで映画の世界のように事が進みます・・・救急搬送するらしい。
近隣中学の校庭に着陸したドクターヘリ
ブルーシートに隠されながら搬送。
まるで、『コードブルー』の某テレビ映像そのものでした。目の当たりにした管理人もただただ事が進むのを呆然と・・
この後は、県内医学大学の緊急・医療センター(川越市)へ搬送され、ICUで検査後そのまま入院。
巨大病院でした。
緊急医療センター隣にはドクターヘリのドックもありました。
社長の容態ですが、さすがに大怪我でした。
背中から落下しましたので背面はあらゆる部分が骨折。背骨・肩甲骨・肋骨・腰骨に多発骨折。折れた骨が肺へ刺さって出血も起こしていました。脳挫傷もあり、脳内出血もありました。
が・・・現場は流血もなく、手と足にはどこも外傷すらなかったのは不幸中の幸い。
しかも多発骨折の部位は、どれも致命的な要因を起こすことがないものでした。
そのお陰で、手術をすることもなかったのが、本当にありがたかったです。
そしてHCUでの入院がこの後3週間以上続くのですが・・川越は遠かった。
片道2時間半・・・ヘリでは一っ飛びですけどね。
しかも面会は家族のみという完全隔離でしたから、厳しい入院生活でした。
ICUに入っている間も、実は翌日は台風19号直撃の夜でした。
一時は恐ろしい程の強風でした。各地に多大な水害ももたらし、被害を受けられた方々の壮絶な姿も翌日から現実のものとすることになりました。こんな事が・・と心から自然の猛威を感じたものです。と同時に一日も早い復興を願い、いつもの日々が戻ることを祈るばかりでした。
SEEDの被害は大きなものはなかったのですが、それなりの被害も。
強風のせいでアウトコートのナイター照明の器具が歪みました。
お陰で、照射角度が変わって、テニスコート内が不具合な明るさに!
ということで、社長不在でしたが、
支配人監督の下、
そして、
季節はいつしか
青い空に秋の味覚が光る頃になっていました。
SEEDの営業は、有難い事に社長留守でもスタッフが頑張ってくれました。日常のレッスンはもちろんですが、イベントも大会も目白押しだった秋のベストシーズン。
しかも、年末には公認大会のSEEDウィンターカップ開催やら年末イベントも抱えておりました。
ですが、
お陰様で何事もなかったのように円滑に営業は進んでおりました。その時の記録はこちらの記事→10月・11月のSEED
そして、台風の後の被害対策もこの通りに事が為されておりました。
取り外したままだった防風ネット
定休日の月曜日、休み返上でスタッフが取り付け作業もやってくれました。
取り付け完成後、
また、台風19号の後は・・
それにしても、あの屋根から・・
屋根のスレートはこの通り
畳1畳分ほど抜けております(;'∀')
こうしてみると恐ろしい高さです。ここから真下のアスファルトへ・・。ぞっとしますね。
社長は、川越の緊急医療センター病院のHCUに緊急搬送後23日間の厳しい入院生活をクリアーし、そろりと歩けるほどに回復しました。
最初の2週間はベッドと点滴に張り付きでしたが、3週間後には車椅子へ乗り移ることが出来て、トイレへは自力で行けるほどに。
そして、
折れた骨はまだ付く状態ではなかったのですが、退院と同時にそのまま地元の「リハビリセンター病院」へ転院。
こうしてこの後、リハビリテーション病院でのリハビリの日々をということで入院しました。
その間、たくさんの方々にお見舞いや温かいお言葉を頂き、どれだけ励みになったことか!!
厳しい環境の中での入院生活。痛みに耐え、病院食にも耐え、薬の副作用にも耐え・・・そんな日々でしたから。
地元のリハビリテーション病院でしたから、たくさんのお客様や業者さまのお見舞いも受け、日増しに元気に。
ご心配いただいた皆様には、本当に心から御礼申し上げます。
お忙しい中、本当にご心配な様子で病院まで足を運んでも頂けました。
本人に会ってあまりの元気さに皆様驚かれていました(笑)。
鈴木貴男プロや横山トレーナーも病院までお見舞いに来て来ただけて感動。本当に有難く、励みになりました。
そして、胸が熱くなった出来事がまだあります。
チーム1とチーム2の子供達の寄せ書き。
チーム0の子供たちはSEEDTシャツに残してくれました。
入院したリハビリセンター病院では毎日、朝から夕方まで日に3~4つ程のカリキュラムを課されて、しごかれて(苦笑)おりました。
広大なリハビリ室を有しています
患者一人一人に理学療法士や行動療法士が寄り添ってリハビリをやってくれます。
外への散歩も。最終的には社会へ慣れるための交通機関利用経験も。そして車の運転シュミレーションも。
もちろん、運動能力に加えて、認知能力のテストやトレーニングも。
そして、そのお陰でしょうか、1か月のリハビリ生活を経て、12/3(火)に退院致しました。
事故の起きた10/10(木)から約2カ月後。
大変 元気です。
・・・・・
そして翌日の12/4(水)から仕事に出ております。
実はまだ折れた骨は折れたままなので、無理はできないのですが、普通に動いております。
この後も通院はしばらくの期間余儀なくされます。が、
少しずつ事故前の完全な状態へ努力してまいります。
ご心配をおかけしました。社長留守中のご不便も申し訳なく思っております。
そして、たくさんの方々に、励ましや心温まるお心を頂きご協力も頂けましたことを心より感謝しております。
本当にありがとうございました。
お陰さまで、またいつものSEEDが戻ってまいります。
普通では到底助からないと思われた事故でした。奇跡の生還かもしれないと実感しております。
生き還ることが出来た有難い命、そして貴重な体験。
ますます気持ちも新たに・・・・今後とも何卒よろしくお願いいたします。
お陰様でやっとご報告できる時がやってきました。
この時までご報告も御礼もできませんでしたことも、重ねましてお詫びしたいと思います。
いつもと変わらない、いつもの生活がいかに有難いかを思い知らされた日々でした。
「幸せは普通の中にある」んです。
そして、頑丈な体だったことも幸いかもしれません。
社長自身も頑丈に生んでくれた両親に感謝すると言っております。
「素」も大事なのかもしれません。
とにもかくにも、いろいろな2か月でしたが、このような喜ばしい報告が出来るている今に感謝しております。
最後まで読んで頂けましてありがとうございました。
美好から昨日突然のメール!
「詳しくは、シードのブログ読んでね。」と書いていたので・・・
あまりの出来事に呆然として・・・
よっちゃんの生命力に感動しています。
今度、お見舞いに行きます。
一年に一度は会わないと、何が起きるかわからない年齢になったね・・・
それにしても、素晴らしいスタッフに恵まれて、シードは安泰ですね。
by 金谷 哲 (2019-12-28 17:19)