なんと 錦織選手 決勝戦へ! [SEEDのある日/2014春夏秋冬]
全米オープン2014;13日目 男子シングルス準決勝戦が行われました。
日本時間で9/7の1時から衛星中継でのライブ映像に注目なさった方も多いでしょう。
今やあらゆるメディアでその情報が行きわたってご存じだと思いますが結果は↓
準決勝戦;錦織圭 64 16 76(4) 63 Nジョコビッチ M・チリッチ 63 64 64 R・フェデラー
凄かったですね、錦織選手。現在世界ナンバーワンのジョコビッチ相手に3-1で勝利してしまいました。あのジョコビッチ相手にベースラインでの打ち合いにも堂々とエースを取れる錦織選手、しかも見事なリターンウィナー。ジョコビッチの豊富な経験に翻弄されてセットを重ねるにつれて体力を消耗している様子が見え始めた頃には、デイセッションでの過酷な環境をも想像できました。集中力を切らすことなく、またフィジカルなダメージもなく頑張って欲しい・・・ドキドキで居たたまれない気持ちと祈る気持ちでした。
しかし、ランキング11位の日本人選手が、全米オープン準決勝戦の会場に訪れた2万人の観客を魅了する程のプレーヤーに成長していました。それほどの魅力的なプレーを披露してくれました。同じ日本人として誇りに思います。
最後のマッチポイントを取った瞬間には「何ということ!!信じられない!」 「かっ・・かっ・・勝った~」って震えすら感じたものです。
そして、次なる決勝戦の相手は、結果の通りあのフェデラー選手を制したM.チリッチ選手です。
チリッチ選手もフェデラーに「何が起きたかって? 実にシンプルだよ。マリン(チリッチ)が素晴らしいプレーをしたんだ」。と言わせるほど集中し戦った結果です。自ら「人生で最高の試合をした」と言うくらい。とっても攻撃的なプレーとサーブもいいというのが評価のポイントですね。
ということで、決勝戦は錦織 圭選手とM.チリッチ選手の試合となります。
現地レポートを、実際に選手やプレーを良く知った上で報告して下さる内田暁氏の記事の一部を抜粋させて頂きました・・・”初のグランドスラム決勝に向かう両者は、錦織がチャン、チリッチがイバニセビッチと、どちらもグランドスラム優勝経験者をコーチにつけ、心身両面で大きく飛躍を成した選手です。二人が揃って成長のキーワードとして口にするのが「攻撃性」、そして「自信」。体格やプレースタイルこそ異なるものの、年齢も近く、似たプロセスを経てここまで来た両者の対決には、「テニス界の未来」としての期待も寄せられています。”
決勝戦も目を離せない試合になりそうです。心からエールを送りつつ戦いぶりを見届け、感動したいと思います。とにかく・・・最高の舞台で思う存分、自己の無限の力を披露して欲しいです。
そして・・・男子シングルスの錦織選手だけでなく、錦織選手に引っ張られるような以下の結果も出ています
■ジュニア男子ダブルス決勝
O・Jasika/中川直樹 63 76(6) R・Matos/J・Menezes
■車いす男子ダブルス決勝
S・Houdet/国枝慎吾 62 26 76(4) G・Reid/M・Scheffers
■車いす女子ダブルス決勝
上地結衣/J・Whiley 64 36 63 J・Griffioen/A・V・Koot
活躍の素晴らしさには感動と勇気をいっぱいもらえますね。
信念とそれに見合う精神力とフィジカル、そして何より自分を信じることのできる裏付けの努力、そして相手に対する順応力とその場に適したクレバーな閃き・・・それらが結果を生むんですね。日本人にも出来るんです。
いやはや今回の全米オープンテニス2014ではいっぱいいろんなことを学ばせて貰っています。
:::全米オープン14日目の主要予定カードも以下に記録しておきます。
▼アーサーアッシュ・スタジアム
第2試合(女子シングルス決勝)
S・ウィリアムズ① vs. C・ウォズニアッキ⑩
...
▼第11コート
第3試合(車いす女子シングルス決勝)
上地結衣① vs. A・V・Koot②
第4試合(車いす男子シングルス決勝)
国枝慎吾① vs. G・Fernandez
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